貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント

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【買わない生活】服が破れたら当て布をして縫うと、ずっと長く着ることができます

2019年5月30日更新しました。

服を買わずに生活するために、ぜひ取り入れたいのが「針と糸」を使う暮らしです。

裁縫箱がなくても、糸と針はセリアやダイソ-にも豊富に置いていますから、まずは100均でそろえてもOK。

破れたら糸と針でちくちく縫うことで、お気入りをずっと長く持たせることができます。

 

 

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ズボンの膝がすり切れたとき

ひざをついて床みがきをすると、ズボンのひざの部分が傷みます。

ぞうきんを手に家中のフローリングを拭くことを日課としていたら、ひざに穴があくことがあるでしょう。

そのままにしておくと、穴はどんどん大きくなって、肌が露出。若者が穴あきジーンズを着こなしたらファッションですが、50を過ぎた貯め代はただ単にみすぼらしく映るだけ。

そういうときは、裏側に当て布をしてちくちくと縫うことにしています。当て布は黒いボトムズなら黒い布、ジーンズなら紺色の布を。

糸はできるだけ布に近い色を選びましょう。

同色なら、縫い方がふぞろいでもそんなに目立ちません。

縫って着用し続けているボトムズ。すり切れたところは直径2センチくらい。

これ、履いてしまうと、そんなにわかりません。

たとえば、だれかが小銭を落として拾おうとしたとき、目がいくかもしれないけれど、ふつうは他人のズボンのひざなんて、そんなに注目しませんから。

私が「糸と針」の大切さに目覚めたのは、きっかけがありました。

暮らしのたしなみとして針仕事

1枚目にアップした写真のジャケットは、昔の女性がほどこした刺し子を、現代風にアレンジした洋服です。

先輩マダムからの頂き物です。

マダムが10年ほど前に、洋裁デザイナーに依頼し作らせましたが、80代になって先々を考えて私に贈ってくれました。

民俗資料として貴重と思います。

刺し子は、農民衣として農家の女性が冬の農閑期にせっせと刺した衣。防寒と補強のため、私が暮らす東北では江戸時代の前から取り入れられていました。

そして、昭和30年代まで、実際に野良仕事として着用していたのです。

 

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刺し子を素材にした服はいまや高級プレタポリテ?!

アップにした上の写真を見ると、なにか気づきませんか?

よく眺めると、襟と見頃の部分では、針目が違いますね。ジャケットの襟のところは針目が大きく、見頃は細やか。

細やかな方が、昔の刺し子です。このジャケットは野良着をリメイクする際、傷みの少ないところを使用しました。

 仕立ててしまうと、針目なんて気にせずに、全体的なデザインに目を向ける方が多い。

でも、この布地は50年以上も前のものです。

刺し子のリメイク品は、びっくりするくらいお高くて10万円~20万円。私が持っているプチプラの洋服とは価値が違います。

それは稀少性。昔の刺し子はハンドメイドの究極で、現代まで残っているのは多くありません。

日本人はもともと、モノを大切にすることで世界にも類をみない技術大国となりました。資源が少なく石油は微量しか採掘できませんし、衣服は麻や綿を畑に植えて、糸にして機織りすることで布に織り上げました。

たいへんな手間のかかることで、農家の女性は寝る間を惜しんで作業しないと、生まれてくる赤ん坊に着せる産着がないということもあったのです。

大量生産され大量に消費できる時代がいつまで続くかわかりませんが、私は破れたところを縫い、つくろうことで長く着たい。

針と糸の基本的なことを知っておくだけで、いざというときサバイバルができるかもしれません。

そんなことも考えつつ、どんなことが起きても動じないようにしようと、心掛けているところです。

まとめ

針仕事ができない女性はお嫁の貰い手がない。そんな時代がかつてはありましたが、今は裁縫箱を持っていないのが「ふつう」です。

でも、針と糸なら百均でもそろい、服が破れたとき縫うことができて便利。ズボンのひざに穴があいたら当て布をして縫うと、ずっと着ることができるのです。

刺し子の昔には戻れませんが、当時の暮らし方を見つめると、ひと針に込めた真心を感じ、豊かさってなんだろうと思います。

 

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